おきとーーーく

ミーハーオタクの備忘録です

声オタ、ノベルゲオタクから見たGINKAクリア後感想

クリアから少し日が空いてしまった…

というわけでFrontwingさんの最新作「GINKA」をクリアしましたので感想をば。

 

私は長谷川育美さんのファンでもあり、ノベルゲームオタクでもあるので二つの視点からみたGINKAの感想を述べていきたいと思います。

※若干のネタバレ含みます

 

長谷川育美という声優のいちファンとしてみたGINKA

言わずもがな、今作のメインヒロイン「ギンカ(銀花)」を演じられたのは「ぼっち・ざ・ろっく!」の喜多郁代役でもお馴染み長谷川育美さん。

 

まず結論から言います。

長谷川さんの声・演技が好きなオタクは何も言わずにマストバイしろ!

 

長谷川育美さんの新境地がそこにはある…

いやまぁこれまでも小さい子の役は何度か演じられていますが、ここまでメイン級で幼い子を演じられる長谷川さんの演技を聴くことができるのは今作が初めて(のはず)。

 

実際ラジオ(音声番組)の長谷川育美・川井田夏海のなんにもしたくありません#49でも、ここまで幼い子をメインで演じたことはほぼ無くてギンカは正直挑戦だったと本人がおっしゃっています。

www.youtube.com

 

そのお言葉通り、長谷川さんの演技幅の広さというものを改めて再確認させられたのが今作「GINKA」。

 

ノベルゲー苦手なんだよぁ…と興味はあるけどまだやったことのないはせみオタクはとりあえず公式サイトのサンプルボイスを聴く所から始めてみてほしい。

色んな意味で溶けるよ…(発売前にサンプルボイスを聴いた時の衝撃たるや)

 

そんな幼いギンカの演技だけでなく、長谷川さんの声の特徴でもある芯があり透明感のある演技も聴くことが今作では出来ます。

 

長谷川育美さんのオタク的にはまさしく一粒で二度美味しい、というのがこのGINKAという作品。

 

ギンカがよく作中で発する「フンスッ」という言葉だけでも様々なバリエーションがあるし、ギンカ(銀花)の可愛さが長谷川さんの演技によって十二分に現れています。

 

そんな長谷川さんは今作の主題歌「Star Trail」も歌唱。

流石の歌唱力と伸びのあるどこまでも綺麗な歌声。

結束バンドや他のキャラソンの歌い方とはまた違った歌い方を今回の楽曲で楽しむことができます。

個人的には松本文紀さんが作られた楽曲を長谷川さんが歌うということだけでもかなりアツいポイント。

こちらはクリア後にフルサイズで聴くことが出来ますが、いつでも気軽に聞き返したいのでサントラの発売が待たれるところですね。

 

というわけで長谷川郁美さんのファンとして見たGINKAは個人的に100点満点中150点くらいあげたい作品になりました。

 

ギンカ役に長谷川さんを選んでくれた人達に圧倒的感謝…!

 

ノベルゲームのオタクから見たGINKAの評価

 

はいはい、お前の声オタ的な感想はわかったわかった。肝心なゲームの中身はどうだったのよ?

 

はい。これはもう正直な感想を申し上げますと…

 

面白かったしめちゃくちゃ自分好みのお話だけど思っていたものとは違うベクトルのモノだったなぁという結論です。

 

というのも、もう皆さん言われていますが前作のATRIの評判が良かった分、期待のハードルが高くなりすぎて少しだけ肩透かし食らった感は否めないかなぁというのが個人的な感想です。

 

"ATRIの評判"という書き方をしているのは、恥ずかしながらATRIをプレイしたことがないんですよね私…ノベルゲオタクとは一体。

(ち、違うんです…ずっとやりたいとは思ってるんです…)

 

ATRIプレイしていないのに何言ってんだお前という声が痛いほど聴こえるけど決して私はGINKAの事を否定している訳では無いぞ!

むしろGINKAは好きな部類のノベルゲだ!!と声を大にして言いたい。

 

以下、箇条書きではありますがGINKAで良いと思った点を書き連ねていきます。

 

・ギンカがとにかく可愛い(これが一番大きい)

・シナリオに飽きがなく、最後までテンポ良く進められた(実際に私は二日でクリアするくらい没入してプレイ出来た)

・グラフィック、BGMのクオリティが秀逸

・伝奇モノでありながらその内容が複雑過ぎず、シンプルに物語が終結していった

 

ロープライス作品ではありますが、フルプライス作品に負けないくらいの作り込んだ設定、雰囲気のある世界観。

あのお値段でこのクオリティの作品がプレイ出来るのは本当に凄いことだと思います。

 

何より爽やかで甘酸っぱいボーイ・ミーツ・ガール。こんなの嫌いなオタクいるわけ無いじゃない!と素直に思うことが出来た作品でした。

 

では一方で何故思っていたベクトルと違うという評価に落ち着いたのか。

 

これはもう先述しましたがATRIからのハードルが上がりすぎたせいなのが大半を占めていますね。

 

ただ私はATRIをプレイしていない側の人間なので、ATRI抜きに純粋に批評するなら次の事が挙げられます。

 

・戦闘描写が若干ノイズに感じた(発表当時から幻想的な伝奇モノである期待が大きかった分、もう少し別の角度から解決していくストーリーを期待していた)

・終盤に向かうにつれて、結末が良い意味でも悪い意味でも予想しやすく意外性は欠けていた

・エピローグでの銀花とのイチャイチャが足りない←ココ重要

 

あくまで個人の感想なので悪しからず。

完全に好みの話でもあるので、私が「ん?」と思った点を好きな人は好きだろうなぁという気持ちもあります。

 

実際私がATRIをプレイしていたらこのGINKAに対するまた評価が変わっていたかもしれません(もしかしたらGINKAの方が総合的には好きな可能性もある)

 

あと個人的にはGINKAこそアニメで見たいなぁと思っていたりもする。

 

という訳でノベルゲオタク的にみたGINKAの評価点は100点満点中70点くらいな印象でした。

 

 

ただプレイしてみてやらない方が良かったという感想は全く持ってありません。

 

また夏の暑い季節にこの作品を再びプレイしてみたい、そう素直に思える夏の作品が僕の中でまた一つ増えました。

 

というわけでGINKAプレイ後の感想でした。

 

 

 

最後にこれだけ言わせてくれ、

 

ギンカワイイ(流行らない言葉)

ginka.frontwing.jp