黒姫結灯について(アマカノ2+クリア後感想)
結論から言います。
アマカノ2+、僕の人生で『一番好きなゲーム作品』になりました。
いや、本ッッッッッ当に良かった…。
そこそこ色々なゲームをやってきましたが、もうこれ以上の作品には出会えないんじゃないかな…。
「〇〇は人生」と良く言いますが、僕にとってのアマカノ2+がまさにそれ。
このブログを開設したのもTwitterでは語りきれないアマカノ2+について語りたかったのがきっかけです。
ちなみに僕はメロブ通販でアマカノ2+を予約し、発売日当日にアキバのメロブ受取館で引き取ってその日の内に早速プレイを始めました。(全クリまで約10日かかったけど)
もう少しだけ時間を遡ると、
コラボカフェもやってたりと2+発売に向けての数ヶ月は本当に楽しみしかありませんでしたねー。
さて、前置きはここまでにしておいて。
僕はアマカノ2から黒姫結灯の事が好きなので、今回は彼女のルートの話にフォーカスしたいと思います。
※※※注意※※※
ここから先はアマカノ2、アマカノ2+の全ルートのネタバレを含みます。未プレイの方はご注意下さい。
大丈夫ですか?
ネタバレしちゃいますよ…?
では行きますね…
結灯が幸せになってくれて本当に良かった!!!
いやこれだけじゃネタバレもクソもあるかいな。
そう思ったそこのあなた。
もしアマカノ2+をプレイ済みであれば僕の言葉がどれほど結灯の物語にとって重要な核であったのか理解してくれるはず…。
黒姫結灯にとって、家族としての幸せを得られた事がどれだけ感動的なことか…。
最初から一つずつ振り返って感想書きたいけど、あまりにも長文になりそうなので2+においての結灯ルートを3点に絞って書き連ねたいと思います。
※解釈違いなどあるかもしれませんがそこはご容赦いただきたいです!というか別の解釈あるならそれも聞きたい…
【結灯の愛の重さ】
まずはお祭りデートのシーンですね。
"でも、私……私の事が好きよ"
"自分の事が好きなぐらい……あなたが好き……その自信はあるの"
泣くが?????
お父さん、本当の自分を偽って(隠して)いた彼女はここまで言える人間になりましたよ…。
自分を好きだと言えるように彼女がなれたのは主人公と出会えたから、けどそれ以上に彼という"宝物"を結灯自身が掴む"選択"をしたからなんですよね。
そしてバッグで流れる結灯のキャラソン「鍵」で追い打ちをかけられるオタク。
これはもう泣くしかない。
完敗だよあざらし…。
しかもここで結灯の気持ちは終わりません。
"私……あなたのことをすべて知りたい"
"私の愛は……とっても重いの。ちゃんと理解してもらわないと"
嫉妬深く、わがままで、不器用な彼女なりの愛情表現。
これ以上に黒姫結灯を黒姫結灯たらしめる言葉は無い。
誰よりも愛に餓え、誰よりも愛の大切さを知った彼女だからこその愛の重さ。
未来を向いた結灯の言葉は誰よりも眩しく、何よりも尊いものでした…。
(そのあとすぐANOTHER VIEWで恥ずかしくなってあうあうする結灯がひたすらに可愛かった)
【ウェディング、二人の鍵】
号泣ポイントその2。
待ちに待ったウェディング姿!!
先行で公開されたOPやCGの中ではちとせ姉ちゃんしかウェディング姿が公開されてなかったからねー。
結灯はどんな感じになるのか心待ちにしていた結灯ストの方は多いはず。
そしてとうとうその時が…。
わぁ………ぁ…(ちいかわ並みの語彙力)
ピロ水先生、あんたやっぱり最高だよ…
ここはもう言葉はあまり必要ないですね。
ただただ結灯のウェディング姿に見惚れてました。
そしてここでもバッグで曲が流れます。
前作、アマカノ2のEDテーマ「宝物」です。
ブラボーーーーーーー!!!
思わず拍手。
あざらしくん分かってるじゃん…(何様目線)
ここでこの曲が流れるのはもう分かり手のそれでしかない…
そして指輪の交換が始まる時、結灯がこう言います。
"私……今の自分を皆に知ってもらってなかったら、きっと卒業した後は、誰とも会おうとしなかったわ"
このブログを書くために各シーンを見返した僕はここで戦慄しました。
そうです、この言葉通り他のルートでは結灯は主人公と他ヒロインの結婚式には参加出来ずにそのまま疎遠になっていくんですよね…(咲來ルート除く)
ずっと自分を偽ってしまった結灯。
誰にも理解されないと全てを諦めた結灯。
何より主人公という運命を見つけられず、本当の自分を好きになれなかった結灯。
そのもう一つの結灯の未来を提示された他のルート(ちとせ・玲ルート)は結灯好きとしてただただ心がしんどかった……
でもこの結灯ルートは違います。
彼女は運命に出逢い、本当の自分を理解してもらった。
そして彼女は自分自身さえ好きになり、自分という"宝物"を見つけた。
その選択の先にあったのは彼女にとって幸福な未来。
運命を超えた必然。
やがて指輪は交換され、二人の"鍵"となる。
この先もお互いを知っていくため。
このシーン最後のスチルは泣き笑いながらはにかみ、未来への幸せを見つけた結灯の眩しい笑顔でした。
結灯、幸せになってくれてありがとう……。
【大切な宝物、幸せな未来へ】
エピローグ。
進めてしまえばここまであっという間でしたね…。
初代アマカノ、アマカノセカンドシーズンの+をやったことの無い僕ですらこのエピローグの場面はある程度何が起こるか予測出来ていました。
あっ、これだめだ。
予測出来ても泣くものは泣くんだよな…
スチルには、結灯と彼女に瓜二つな女の子が二人。
その名は麻灯と灯向。
明羽さんのロリボイスがまた聴けるとは(昇天)
結灯と主人公の子供達がいざ出てくるとなると本当に感慨深いものがありましたね…。
思えば主人公とのあの営みの夜、母親になりたいと問いかけたあの時点で結灯の決意は揺らぎないものでした。
かつて親との関係が良好では無く家族の愛情を知らなかった結灯。
その彼女自身が母親になった瞬間。
親として、家族としての幸せを彼女が愛娘達に向けている姿を見て僕の涙腺は崩壊(n回目)
しかもこれで終わらないんですよねーーーー!!
この場面、そして結灯ルートの本当に最後の最後。
段々と薄れていく3人のスチル、その一瞬に映ったのはアマカノ2で描かれた結灯と結灯にそっくりな少女のあのスチルでした。
バカがよぉ…(褒め言葉)
こうして幸せに包まれたまま、結灯ルートを終えた俺氏。
しばらくは呆然と画面を見つめていました。
あっ、終わってしまったという気持ちと本当に良かったなぁという気持ち。
でもやっぱり一番は結灯が幸せになってくれたこと、それが何より嬉しかった。
"宝物"が増えた彼女の人生はこれからも色鮮やかに彩られていく。
どうか、この幸せが末永く続きますように。
以上です!!!
改めてこう振り返ってみても本当に素晴らしいゲームでしたね。
というか他ルートも本当に良かったよ!
特に咲來ルートなんてあんなんアマカノシリーズにとってのグランドエンドなのでは…?
今回はいったん結灯ルートの感想でしたが、時間があれば他ルートも語れればなと。
ところで、エロゲって色々なジャンルがありますよね。
それこそKey作品のような泣きゲーとか。
でもこの作品はいわゆる泣きゲーではなく、どちからというとキャラゲーの純愛物語なんですよね。
それでここまで感動出来るのは正直自分でもびっくりしてます。
僕があらゆる創作物に求めているものが心情を丁寧に描写した作品なのもあるかもしれませんが、アマカノ2(アマカノ2+)はまさしくその最たるものでしたね。
友人にも言っていたのですが、多分僕はアマカノ2+をクリアしたらエロゲ卒業するかもなと心のどこかで思っていました。
正直、クリア後の今でもここで卒業した方が僕のエロゲ人生一片の悔い無しなんじゃないかと思ってます。
それほどアマカノ2+は綺麗な作品でした。
まぁエロゲ続けるかどうかはまた別の機会に考えるとして、そろそろこの記事の方は筆を折ることにします。
ここまで語彙力の無い駄文に付き合ってくれた皆様、本当にありがとうございました!
そして最後に。
ありがとうあざらしそふとさん。
ありがとうピロ水先生。
ありがとう龍岳来先生。
アマカノ2と、アマカノ2+と、
そして結灯と出会えて本当に良かった。